有名すぎて、何となくあらすじも知ってるし、何なら有名になった台詞とかまで言えちゃうけど、実はまだ見た事のない映画って、結構ありません?
ツタヤに行く度に、あ~この映画いつかは見なくちゃな…と思いつつ、なぜか毎回別の映画を借りちゃうパターンのやつ。今はツタヤじゃなくて、ネットフリックスとかのストリーミングなんでしょうけど。昔はレンタルDVDだったのよ。
特に私の場合は、別に興味があるとかではなく、教養や映画の話題についていくためだけなので、世の中で傑作と言われている映画ほど、まぁ~気が向いた時にちゃんと見ればいいや、と思ってそのまま忘れがち。
とりあえずネットで大体の情報が得られてしまう世の中、私の面倒くさがりはますます悪化するばかりです。
そんな私ですが、結婚してからは、映画オタクな夫のお陰でクラシック映画を鑑賞する機会がドンっと増えました。1人だったらわざわざ見たりしないので、これはとっても助かります。
今回は「2001年 宇宙の旅」です。なんと、まだ見た事なかったのですよね。信じられないことに。
By Box Office Mojo, Fair use, Link
映画史を代表する不朽の傑作SF!とか、SF映画の金字塔!とか言われてますよね。本当かいな、どういうこっちゃ、とは思っていたんですよ。
でも今回、やっと見ることができて、納得しました。さすが、巨匠スタンリー・キューブリック監督の代表作です。
まず、この映画が作られたのが1968年というのがすごい。一番最初のスターウォーズが1977年ですから、その約10年前ということです。
この視覚効果が1968年に出来上がったのかと思うと、そりゃあ後の宇宙映画はみんな真似するわな…と。ビジュアルのみならず、この時代にすでに人工知能の危うさに言及しているのも、この映画が殿堂入りの名作SFと言われる所以でしょうか。
というか、1968年と言われても、生まれてもいないし、いまいちピンときていないのですが。。
昭和43年ですよ。日本では大学紛争で学生たちが立ち上がり、GNPがアメリカについで第2位になり、3億円強奪事件が起きた年です。
そのころハリウッドでは「猿の惑星」で猿が人類を支配するという発想で人々の度肝を抜き、この「2001年 宇宙の旅」では、人類の進化と地球外生命の関係という哲学的なテーマで賛否両論を呼んでいたのですね。。
そしてこの映画の有名どころと言えば、やはりオープニングの“人類の夜明け”で使われるクラシック音楽ですよね。
「ダン ダン ダン ダン ダン ダン ダン… ダーン ダーン ダーン… ダダーーーーーン!!」みたいな。。いや、これで分かるはず。
曲名が分からなくて調べてみたら、リヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」という交響曲だそうです。え、かく語りき?日本語難しい。
このダダーンの他にも、ワルツとか色々、クラシック音楽が多用されている、かなり芸術系の映画です。抽象的、というか。
そして長い。2時間半くらい。そんなに超長編ではないはずなのですが、台詞が少なくてビジュアルのみのシーンが多くて、長く感じます。宇宙船がただ漂っているシーンとか、人がゆっくり歩いているシーンとか、とにかくそのまま見せられ続けます。
まぁとにかく、一度は見ておくべき映画でしたので、見れて良かったです。これで堂々と感想を話せます。アメリカ人って映画好きな人が多いので、こういうのを見た経験があると、映画が話題になった時に助かります。
「2001年 宇宙の旅」という日本語のタイトルもかなり良いですね。そのままの訳ですが、完結で分かりやすくて、語呂が良い。
こうなったら次は続編の「2010年」も見ないといけませんな。。いつか。必ず。
そんなキャッチアップ日曜日でした。
今週は4日勤務!Hooray!頑張りましょう。
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