ハロウィーンだったので、ちょっと怖い映画を見よう!という事で夫が引っ張り出してきた映画です。「チェンジリング」(1980)です。
2008年のクリント・イーストウッドの映画ではないですよ。こちらのチェンジリングは、1980年のカナダ映画の方です。
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もはや私がホラー映画はNGというのは、全く考慮されなくなっております。まあ良いけど。
この映画、当時流行っていた、特殊グロ系メーキャップとか、スプラッター的な流血効果をあえて使わずに、音楽とか、小物や映像の雰囲気で不気味さを作り出した、元祖じわじわ系ホラー映画だそうです。
しかも、主人公で作曲家のジョン・ラッセルを演じたのは、ジョージ・C・スコット。「パットン大戦車軍団」でパットン大将を堂々と演じ、アカデミー賞を受賞したにも関わらずそれを辞退したという、あの名優です。
私は初めて見たのですが、思っていたよりも面白い映画でした。DVDのカバーがダサかったので、大した映画ではないだろう、と甘く見ていました。
ホラーというよりも、サスペンススリラー的な。事故で妻子を亡くした作曲家で音楽教授のジョンが借りた古い家には、昔そこで殺された子供の霊が取り付いていて、ジョンにメッセージを送り続けます。居ても立っても居られなくなったジョンが亡くなった子供の霊に向き合い謎を解こうとすると、実は当時の事件の背景には恐ろしい真相が隠されていた…という感じです。
古い映画だし、浅めの内容かしらと思っていたら、なかなかストーリーも作り込まれていて、最後まで楽しく鑑賞出来ました。背筋も凍るような恐怖を望んでいる人向けではありませんが、私のようなライトホラービューワーにはぴったりの映画です。
最後まで楽しめたという事は、やっぱり演技が良かったんでしょうね。
ジョンに家を紹介したクレアも良い感じで、トリッシュ・ヴァン・デヴァーという女優さん。少し気になって彼女の名前を調べてみたら、なんとジョージ・C・スコットと結婚していました。ああ、なるほどね。。他にも共演作があるのね。。
因みに、Changelingというは「取り替え子」という意味だそうです。赤ん坊の取り違え事件など、子供の入れ替わりって、実際に耳にしますよね。実は自分は、自分が思っていた出生とは全く異なる人物だったと思うと、かなりホラーです。
まぁ、そんなじわじわ系ホラー映画です。気軽に楽しめるホラー映画を探している人におススメ。
今年のハロウィーンは日曜日でしたが、土曜の夜中には、パーティー帰りでベロベロに酔っぱらったアパートの住人をちらほらと見かけました。あれ?まだコロナ禍なのでは?と思いましたが、パリピにはそういうの関係ないのでしょうか。
日曜日の夕方は、可愛い仮装をした子供たちも見かけました。今年は車でドライビング・トリックオアトリートが主流のようです。
私たちというと…猫、カウチ、映画。彼らに比べたら何とも地味なハロウィーンを過ごした訳ですが、これはこれで満足。
また今週から頑張れそうです。
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