私が生まれて初めて見た本格的なホラー映画は、「リング」でした。
そう、呪いのビデオを見たら最後…の、あの「リング」です。
なぜあの時私は、好奇心に負けて警告を聞かずに兄姉と一緒に見てしまったのか。。
いまだに後悔している事の1つに間違いありません。
井戸から出てくる貞子の姿は当時の私の大きなトラウマとなり、以来、ホラー映画は見れなくなってしまいました。
そして当時、「呪怨」が流行っていて、小学生だった私はもちろん怖くて見れません。でも見栄を張って見たフリをして、うまーく同級生の話に合わせていました。
日本のホラー映画って怖いんですよね。とっても。
それから10数年、、極力ホラー映画を避けてきた私でしたが、風のうわさで、どうやらアメリカのホラー映画はそんなに怖くないという事を耳にします。
大学で仲良くなったアメリカ人のお友達の寮で、怖い映画を見よう!となって、私は無理無理無理…という感じでしたが、実際に見てみると、怖くも何ともない。ビビっていた自分が何だか恥ずかしくなりましたが、急に態度を変えるのも変かなと思ってしまい、なぜか怖がっているフリをしてしまいました。。
基本的にアメリカのホラー映画というものは、大抵が殺人鬼系か、宗教がらみの悪魔系か、悪意のある霊による呪い系です。殺人鬼系と悪魔系は、、元々あまり怖いとは感じません。
私の苦手なのは、いわゆる「呪い系」なのですが、日本の呪い系の映画に比べると、アメリカの呪い系もそんなに怖くはない。どちらかと言うと、エンターテインメント性が強くて、お化け屋敷にいる感覚。分かりますかね?
日本の呪い系は、本当に背筋が凍ると言いますか、背後に何かを感じてしまうあの怖さ。
精神的な恐怖です。貞子のトラウマのせいでしょうか。
まぁ、説明するのも面倒なので、今でもとりあえずホラー映画全般はNGという事で通しています。怖いとは感じませんが、面白いとも感じないので、こう言っておけばホラー映画は見なくて済むからです。
でも何となく夫にはバレているので、ホラー映画好きな夫は、何か見つけては、見よう見ようと言ってきます。
そして最近見たのが、「IT/イット」。1990年のオリジナルではなく、2017年と2019年に2作に分けて公開された、リメイク版です。
リメイク版の邦題はなんと、「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」ですって。キャッチコピーはなくても良かったんじゃ、、。あった方が逆にキャッチ―で分かりやすいのでしょうか。
これは何でしょうね。。ファンタジーホラーとでも言いましょうか。
まあまあグロいシーンもありますが、そこまでは怖くないし、これこそ本当に、遊園地にあるお化け屋敷のような、まさにアトラクション映画です。
ペニーワイズ役のビル・スカルスガルドが、実際に片方の目だけ動かしているという噂のシーンも、見ごたえがあります。
ジェームズ・マカヴォイがビル役かぁ、、、という感じですが。役者としては好きですが、好みのタイプではない。関係ないですが。彼がイケメンイケメンともてはやされるのは何故。。
そんな感じで、アメリカのホラー映画のおかげで、私のトラウマは少しずつ克服されつつあります。いまだに、日本のホラー映画は見てみたいとは思いませんが。いつかは抵抗せずに、普通に見れる日が来るのかしら。
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